主観的精神注解, 第31章

:そのうち今日でも成り立つもの

彼の時代の学問への対応づけは成り立たない。ヘーゲルが夢遊病、気質論、人相学について言うことは、1830年の水準に依存している。そして、彼自身、人相学を学問へ高めようとすることは「最も空疎な思いつきの一つ」であると言っている。

成り立つのは三つの区別である。

第一に。 人が我がものとしないものは、人を我がものにする。§ 403からの課題は中立的な失敗をもたない。特殊性を加工しない者は、それに支配される。これは、ヘーゲルがそれを示した事例について精神医学が何を発見したかにかかわらず妥当する。

第二に。 習慣は自由の反対物ではなく、自由の条件である。注意を拘束するものは自由に使えない。習慣になったものは注意を解放する。

第三に。 承認することは譲歩ではなく、知の一形式である。「他なる自己における自己の肯定的知」(§ 436)。承認する者は、他者を手段にも目的にもしない。彼は他者のうちで自分を知る。