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絶対的理念 (方法)
?絶対的理念
『大論理学』の結びとなる概念。絶対的理念とは、最高の存在者や世界精神ではなく、概念把握する思考そのものが完全に透明になった方法である。それは、自分自身を過程として見通す思考である。すなわち、形式(論理学的方法)と内容(通過してきたすべての範疇)との統一、主観性と客観性との統一である。絶対的理念は同時に、論理学全体の成果であり、自分自身の方法への洞察である。すなわち、恣意的になることなく自分自身のうちへ帰っていく円環である。
由来: 「イデア」という概念はプラトン的伝統に由来する(idea は原型、eidos)。カントにおいて理念は理性の統制的原理となった。ヘーゲルはこれを徹底化する。理念は単に思考されるものや目指されるものではなく、現実的である。すなわち、経験が理性的に概念把握される限り、その経験のうちに理念が示される。「理念が現実性そのものの構造」であるのか(存在論的読解)、それとも「単なる」思考形式であるのかは、開かれた問いであり続ける(第17.7章、第23a章参照)。「絶対的」という語は、もはや外的条件が前提されないことを示す。
ヘーゲルでは: Enz. §236-244; WdL 第2巻「理念」
相互参照: 絶対者、理念、方法、体系、総体性、真理、概念